【復刻】西野ジャパン 2018ロシアW杯 全ゴール集【絶望からのベスト16】Nishino Japan All Goals

【復刻】西野ジャパン 2018ロシアW杯 全ゴール集【絶望からのベスト16】Nishino Japan All Goals

【復刻】西野ジャパン 2018ロシアW杯 全ゴール集【絶望からのベスト16】Nishino Japan All Goals

#ぷあたん名勝負録 #日本代表 #乾貴士 #原口元気 #ベルギー代表 #西野朗
【Chapter】
0:20 本大会前の親善試合
2:55 初戦 vs コロンビア
6:10 第2戦 vs セネガル
8:50 第3戦 vs ポーランド
8:58 ベスト16 vs ベルギー

2018年4月9日、ハリルホジッチ氏の後任として日本代表監督に西野朗が就任。本大会2か月前の電撃交代、日本サッカー協会に批判が集中した。
西野監督に与えられた猶予は3試合、まず最終テストメンバー27人を招集するが、そこに中島翔哉の名前はなかった。ポルトガルでゴールを量産し、ハリルジャパンで鮮烈な活躍を見せた若手を省いたことで批判はさらに熱を帯びる。
「中島はポリバレントではなかった」
この単語を理解する者、そして説明に納得する者は、この時点ではほとんどいなかった。

5月30日、最初の親善試合ガーナ戦。長谷部誠を中心に急造3バックを試すが、まったく機能せず0-2で完敗。攻守ともにほとんど見どころはなかった。
6月9日、親善試合スイス戦。当時の世界ランク3位を相手に0-2でまたも完敗。前線のプレスに連動はなく、負傷交代した大迫は試合後に「こんな戦術じゃだれでも壊れますよ」と不満をあらわにした。
6月12日、親善試合パラグアイ戦。前線に岡崎慎司、香川真司、乾貴士を配置し、ようやくハイプレスが機能する。DF昌子源も正確なパスで起点となり、4-2で初勝利。西野監督が求める『ポリバレント』の片りんが見えた試合だった。

6月19日、ロシアW杯第1節、コロンビア戦。
直前で結果を出した乾貴士や香川、昌子が先発に名を連ねた。右サイドには原口元気が起用される。彼は右サイドでは攻撃力が半減してしまい”失格”の烙印をおされていたが、どんなポジションでも攻守に走り回る『究極のポリバレント』でもあった。
試合が動いたのは前半3分、DF昌子源が得意のパスカット&キーパスを香川に送る。その流れからコロンビアMFサンチェスが一発退場。これで得たPKを香川が決め、後半には大迫が決勝ヘディングゴール! 西野朗が3試合で見極めた『ポリバレントな11人』は、最高のスタートを切った。

6月25日、第2節、セネガル戦。
中盤で長谷部誠と香川真司が絡み、柴崎岳にスペースを与える『柴崎システム』が猛威を振るう。GK川島のミスで先制されるも、柴崎が高精度パスで何度も起点となり、乾貴士の同点ゴールを呼び込む。その後ふたたびリードを許すが、本田圭佑と岡崎慎司のダブルジョーカーが機能し、2-2で終了。西野ジャパンはポリバレントな11人に加え、スペシャリストな切り札という理想の陣容が整っていた。

6月28日、第3節、ポーランド戦。
決勝トーナメントを見据え、メンバーを大幅に入れ替えた。左サイドに宇佐美貴史、右サイドに酒井高徳を起用するが、プレスが機能せず先制を許してしまう。その後は他会場のスコアを見つつ「0-1で終われ、失点だけはするな」と前代未聞の指示を受け、負けている日本がひたすらボール回しする異例の事態に。交代出場した乾は試合後「こんなことしなくても勝てるよう、子どもたちはもっと上手くなってほしい」と語った。

7月3日、決勝トーナメント1回戦、ベルギー戦。
優勝候補を相手にベストメンバーで挑んだ日本。前線のプレスが完璧に機能し、ベルギーの3バックに組み立てを許さない。後半には乾貴士のカットから柴崎が会心のスルーパス、抜け出した原口元気が技ありの先制ゴールをたたき込む。その直後にも乾貴士が生涯最高の無回転シュートを放ち、日本が2点をリード。だれもが初のベスト8を夢見たが、これは赤い悪魔を目覚めさせる合図でしかなかった―――


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